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8020運動を達成するために、私達が提案していること

8020(ハチ・マル・ニイ・マル)運動とは、1989年(平成元年)より厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。残存歯数が約20本あれば食品の咀嚼が容易であるとされており、食生活にほぼ満足することができると言われています。楽しく充実した食生活を送り続けるためには、生まれてから亡くなるまでの全てのライフステージで健康な歯を保つことが大切です。「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いを込めてこの運動が始まりました。

80歳になって20本以上歯がある割合が、運動開始では7%でしたが、2007年には25%となり4人に1人は達成しています。
8020運動を達成するために、私達が提案していることは

① 正しいブラッシングのやり方

虫歯にならないためには歯垢(プラーク)除去が必要です。歯と歯の間、歯肉の境目、歯の溝は磨き残しの多い場所です。歯垢を減らすために正しいブラッシングを心がけましょう。

② デンタルフロスの習慣づけ

歯と歯の間はデンタルフロス(糸ようじ)でしか歯垢(プラーク)は取ることができません。正しく磨けていても歯垢除去率は歯ブラシだけでは60%、フロスを使うと90%以上になると言われています。歯垢(プラーク)を取らないでいると虫歯のリスクが高まります。

③ 自分の口の中を知ってもらおう

今、自分の歯が何本あるのか?治療した歯が何本あるのか知っていますか?治療した歯ほど再治療のリスクが高まります。痛みの症状がなくても安心してはいけません。

④ 定期的なメンテナンスを受けてもらう

口の中の健康を維持するためには、専門家のチェックが必要です。自分のケアが正しいかどうかを知るために受診することをおすすめします。失った歯は元には戻りません。 自分の歯を80歳まで残すためには、日々のケアと定期的なメンテナンスが必要です。

8020達成者は非達成者よりも生活の質(QOL)を良好に保ち、社会活動に意欲があるとの調査結果や、残っている歯の本数が多いほど寿命が長いという調査結果もあります。食べ物をしっかり噛むことができれば全身の栄養状態も良好になりますし、よく噛むことで脳が活性化され、認知症のリスクが軽減するという調査結果も出ています。いつまでもおいしく食べ続け、健康寿命を延ばすためにも定期的にかかりつけの歯科医院に行き、口の中の健康を保ちましょう。

 

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