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妊婦さん又は、授乳中の方の歯科治療

妊婦さん、授乳中の方の歯科治療

「妊娠すると歯が悪くなる」とよく言いますよね。これ、本当のことなんです。
妊婦さんのお口のなかには、むし歯菌や歯周病菌が増えやすい条件がそろうので妊娠中、歯痛に悩んだり歯ぐきを腫らす方が少なくありません。

そういうとき気になるのが、歯科治療で使われる麻酔やレントゲン。
「赤ちゃんにだいじょうぶかな?」と歯科受診を躊躇しているうちにお口のなかのトラブルがますます悪化してしまいます。
安心して治療を受けてほしいから、妊婦さんにお知らせします。

妊娠初期(妊娠0~15週) 痛みや炎症をひとまず止めるための応急処置にとどめ、本格的な治療は安定期か産後に行います。
妊娠中期(妊娠16~27週) 胎盤が完成する安定期に入ります。産後まで治療を待てない場合、外科処置を含む一般的な歯科治療を受けることができます。
妊娠後期(妊娠28~39週) 産科の主治医に相談し、歯科受診の際はチェアの背を少し立ててもらって短時間の応急処置にとどめます。

歯科の局所麻酔は?

歯科治療でもっとも多く使われている麻酔薬リドカインは、無痛分娩や帝王切開にも使われ、妊娠全週で問題なく使用できる麻酔薬です。

歯科のレントゲンは?

歯科のレントゲン撮影の放射線量は、歯科用デンタルレントゲン撮影1枚につき約0.008mSv。産婦人科診療ガイドライン産科編2014によれば「50mSv未満(歯科でのレントゲン撮影約6200枚分)の放射線量であれば、お腹の赤ちゃんへの影響と被ばく量との間に関連は認められない」とされており、安全であることがわかります。

歯科でもらうお薬は?

歯科では、比較的安全性が高いとされるお薬を、その効果が赤ちゃんへの影響を上回ると判断した場合に限り、必要最小限の処方をしています。
抗菌薬では、ペニシリン系やセファム系です。
消炎鎮痛剤では、カロナール、アルピニー、ピリナジンです。

 

担当 加納

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